ベルギー遠征17日目
レースだったので、例によってレースレポートです!
レース名:よくわからず
距離:111km
周回:8km×10の後6.2km×5
出走:100人くらい?
風:中盤に若干の横風はあったが気にならず。
順位:15位
展開:こちらに来てから初めて気温が10度を超える晴れのレースで、日本チームも気分アゲアゲな感じだったので、ベルギー人も同じだろうと予測し、序盤から活発なアタックがかかることを予測してスタート。むしろみんな活発だと逃げは決まらないことが多いので、1時間くらいはアタックの打ち合いになるのでは?という読み。
また、コーナーも少なく緩やかなワインディングのコースだったので、風が吹けばサバイバルになるが風が弱いので流れる展開になると予想。
一周目、ファーストアタックがかかるが集団が元気なので決まらない。足慣らし、心拍を上げるために一度アタックに追走で一人で抜け出してみたが、集団も猛追してくるのでやはりだめ。
しかしその後の僕が吸収された直後のアタックで5人?が抜け出した。直線では見えるが均等に回っており逃げ体制に入っているなと感じる。
集団は一度思いっきり緩む時間帯があり、3周目に一気にタイム差が30秒まで広がった。
集団のペースと逃げのペースを考えると、ここから数人で抜け出しても追いつく頃には脚がいっぱいになってしまうだろうし、少なくとも前と同じ人数以上では抜け出したい。
レース中盤は散発的なアタックにワラワラとみんなが反応して集団前方のペースも落ち着かなくなっていたので、一度集団中盤まで下がって息を整える。
ところが展開が大きく変わる事件が起きた。
にわか雨、じゃなくてにわかあられ!!
急に降り出して、1センチ大のあられがすごいスピードで体中に当たり、めちゃくちゃ痛い。前も見えないし、今すぐレースから降りたくなるような状況。
しかも、集団前方ではベルギー人がここぞとばかりに中切れを起こそうと全開で踏んでいる。なるほどここはベルギー、気が狂っているなと思いながら、集団中盤でインターバル地獄に耐える。
初戦の頃の調子ならここで千切れてしまっていたと思うが、こちらでレースと練習を積む中で着実に調子を上げているので今日の僕は千切れなくて済んだ。
やはりタイヤがルビーノだからなのか本当に濡れた路面のコーナーがおぼつかない。雨のコーナーはもともと得意ではないがこんなに苦手ではなかった。明日自転車屋さんに行って決戦タイヤを買おう。
幸い、ペースが上がっただけで自分の前では集団は割れなかったし、追走もできていなかったので、あられが上がったあと再び集団前方へ。中川と蠣崎が良い位置にいる。集団の人数も減ってきていて、監督から教わった逃げの決まりやすい人数の範囲に入り始めている。
そろそろ動く時間だと思って、自分も中川、蠣崎周辺まで上がっていき、何発かジャブを打ってみる。相変わらず今日はみんな追ってきて、数人で抜け出す時間が1分も続かない。
しかし前を捕まえるには今動かざるを得ない時間帯だと思っていたので、しぶとくアタックに反応し続ける。実際には中川、蠣崎と3人かわりばんこにアタックするような感じ。
大周回から小周回に切り替わるまでの約20分、そんな時間帯があったが結局追走は決まらず。
スプリントを意識し始めて少し落ち着く。監督からの情報では前の逃げが割れたらしく、2人は集団に戻ってきたのを確認したので逃げは多くても3人。仮に吸収できなくても集団の頭をとれば4位には入れる。
小周回に入ってからもゴールを意識したドンパチが続くが、やはりこれも決まらない。今日はやっぱり最初に逃げを許した時点でノーチャンだったのか...と思いながらラスト一周。
中川、松田が引き上げてくれようとするが、足を残しているのが僕と蠣崎だったので、結局どちらでスプリントを狙うかきちんと決めずにぐだぐだなトレインでスプリントをしてしまった。
結果、良いラインを選んだ蠣崎が集団3番手の5位、自分が左側の詰まったラインで15位。
ふりかえり:調子は上がってきているものの、勝ち逃げには乗れていないし、今日も長い時間抜け出せた逃げは一度もなかった。
監督からも話があったが、たまたまスプリントになって着れた、というのはレース自体の価値は高くない。内容が伴わず結果だけ求めても結局強くならない。
次も、最後の展開に残れなくてもいいから、レースの主要な流れに乗るべく、頭を使いながら積極的にアタックを仕掛けていきたい。
佐藤のレース前ショット。
あられを被った自転車はシクロクロスのよう!
みんなのどろんこジャージはたらいに入れて蠣崎が踏み踏みしました!
毎回調子が上がってくるので、つぎのレースを走るのが楽しみで良い感じ!