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今日も明日も日本のどこかでサドルにまたがる、慶應医学部2年生。U23ロードナショナルチーム。宜しくお願いします!

学業との両立を考える。

長かった春休みも終わり、新学期が始まりました。

 

個人的な話でいうと、7年間通い続けた日吉キャンパスでの生活もついに終わり、信濃町キャンパスでの5年間の学生生活が幕を開きました。去年よりも「大学に入学した感」が強いのはきっとそのためでしょう。

 

昨年まで僕は学連で自転車をしていました。その意味で、学業と自転車を両立することは当たり前だと思っています。

 

Jprotourは、名の通りプロの集団なので、一部のホビーレーサーを除いて、自転車で給料をもらい、生活しているのが一般的です(バイトをしている方は少なからずいますが)。

そんな方々に対してどうやって胸を借りるか。

 

特に僕は、昨年学業と自転車とバイトを両立させることに一定の苦しさを感じたというのも、こうしてjproで走らせて頂いている理由の一つですが、今年jproに所属しているからといって、バイトを辞めるわけにもいきません。

 

実は、自分自身、答えを見つけているわけではありません。大学の遠い先輩でいらっしゃる最強ホビーレーサーの本は何度も読ませて頂いて、またブログも拝見して、その時間の使い方のうまさに感銘を受けています。今日は、学業と自転車を両立するためのスケジューリングについて語ります。

 

  1. バイトのこと
  2. 定期試験前のこと
  3. 試合のこと

 

1。バイトは、個人的な感覚では、週2が良いと思います。ただしその2日は、一日オフにする。学生は、通学で重い荷物を背負うこともあり、日頃の練習に加えて日々の生活でベースのtssがたまります。毎週平日に2回のオフを取っても、残り5日で700〜1000tss稼ぐことは、そう難しくありません。

土日は必ずロングに出かけるようにして、300〜400tss/日を確保したいところです。

なお、体を酷使するような、ハードなバイトは避けた方が良いでしょう。せっかくのオフに体を動かしたくありません。塾講師などの座ってする仕事、立つのが苦手でなければ、スーパーのレジなども良いと思います。僕は立つのがこの上なく苦手なので、塾講師か家庭教師しかしたくありません。時給も良いですしね。

 

2。定期試験前は、まとまった勉強時間を確保するために、練習をするのが一気に難しくなります。このあたりはひょっとすると社会人レーサーよりも忙しい部分かもしれません。僕個人はどちらかというと徹夜組なので、試験期間の前は練習量が限りなく0に近づきがちです。1週間乗らないことはざらにあります。しかし、今年はさすがに覚悟を決めているので(試験中も試合に出ます)、試験日程と自分の進捗を照らし合わせて、計画性のある勉強をする予定です。人間、無駄な時間というのはどれだけ削ったつもりでも出てくるものです。絨毯にこぼしたプロテインを取りきれないのと同じです。

 

3。なかには、ツールド熊野など、どうしても授業を切らないと参加できないものが存在します。他学部であれば、授業を切ることも容易なのかもしれません(違ったらすみません)が、医学部は授業をそう簡単には切れません(正確には、実習科目を切るのが大変です。講義科目は切れます)。

教授に頭を下げましょう。理解が得られない場合は、単位と、その試合で天秤にかけるしかありません。

個人的には、UCIレース以外で講義を切ってまで参加する必要はないと思っています。自転車選手としての出世に関係してこない試合に割く時間は土日は以外ありません。

 

どうでしたか?学生レーサーは資金的にも、時間的にも、苦しい戦いが強いられます。振り返ってみると当たり前のことしか言っていませんが、同じような境遇の学生レーサーにとっては一助になるのではないかと思い書きました。