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今日も明日も日本のどこかでサドルにまたがる、慶應医学部2年生。U23ロードナショナルチーム。宜しくお願いします!

全日本選手権を終えて

皆様ご無沙汰しております。アンダー最後の全日本選手権を終えて思うところを文章に起こしてみようと、久しぶりにブログを書いています。

 

アンダー23最後の全日本選手権、TT4位、ロード44位と、とても満足の行く結果ではありませんでした。

 

昨年のロード3位を以て今年は優勝や!と意気込んでいましたが、身体がとてもそういう状態ではありませんでした。

 

一番問題なのは、不調の原因が分からないところで、チームの監督や友人からは「春先からの遠征続きで身体が動かなくなるのは自然なこと。あまり気にしすぎるな。」と言われますが、確かに春先から意気込んで色々試して頑張ってきたので、そうなのかもしれません。

 

今シーズンの開始当初は、ツールドラブニールや、世界選手権で結果を残し選手としてステップアップ、というところを目指していたので、下方修正が必要ですし、それに関して落ち込んでいるのは否めません。

 

しかし、強がりとかではなく、実は既に不思議と前を向けています。

 

 

というのは、僕はプロ選手になるまで、良くも悪くも自転車競技に「趣味」としてしか向き合えていなかった、プロになって初めて、「自分の全てを注ぐもの」として自転車競技と向き合えるようになったと思うからです。

 

僕の人生の終着点は「スポーツドクター」であり、「プロフェッショナルアスリート」を支えられるようにならなければいけません。

 

昨年までの自分の経験値では、競技に「プロ」として向き合う人間のプレッシャー、痛み、辛さを理解することができなかったと思います。そこを理解することができた、これは僕の1つの成長だと思います。

 

そしてここで終わってはいけません。スポーツドクターは、それらを理解した上で、選手がそれらを乗り越えて再び返り咲く、或さらなるステップアップができるように支えなければなりません。

 

つまり今の僕がこの不調を乗り越えてさらにステップアップすることは、将来の僕にとってもステップアップにつながることと信じています。

 

プロとしての自転車への向き合い方を体得し、後半戦に結果を残してみせますので、見守っていてくださると幸いです。

 

愛三工業レーシング

大前翔
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