運転→レース→(以後繰り返し)
全日本学生クリテリウム、東日本ロードクラシックを終えました。初日は12位、2日目優勝!
レースレポートはカメラマンの皆様のお写真を待ってからアップしたいと思いますが、その前に日記を少々。
昨日一昨日のスケジュールはこんな感じ。
4/28
3:00 起床
3:15 滋賀へ出発 500㌔
10:00 滋賀着
12:30 予選出走 20㌔
16:00 決勝出走 40㌔
18:00 撤収 群馬へ 500㌔
24:30 群馬着@バンガロー
25:00 就寝
4/29
5:45 起床
6:00 出発
7:20 会場到着
8:50 E1出走 36㌔
15:15 E3 チームメイトサポート
16:30 帰路へ 200㌔
21:30 帰宅
ということで、1200㌔の運転と3本のレースを走ってきたわけでした。
エントリーしたときは、特に何も考えていなくて、ただどっちも走りたいレースだったのでエントリーしたわけですが、やりきってみると、競技生活の中では最もタフな遠征でさすがに疲れました。
特に、土曜日夕方レースをして翌日の「朝」にレースをするのはこたえましたね。群馬県の山奥のキャンプ場の朝が寒すぎてほんとに出走辞めて二度寝しようかと思いました。笑
キャンプ場までの山道。ほんとに怖くて辿り着けないかと思った.......
初日は落車もしてしまい12位としょっぱい結果でしたが、2日目は優勝で飾ることができてこの遠征の苦労も報われたというとこでしょうか。
この遠征を経て心も身体もまた一つ強くなったと思いますし、ハードな日程に自信がついたので、これからの本番シーズンを快適に迎えることができそうです。
レースレポートはまた追って!
RCS#1 飯山クリテリウム
学連復帰戦の飯山クリテリウムに参加してきました。
初日 クラス3 優勝
2日目 クラス2 集団後方でゴール
今回のレースの最低目標は、「クラス2昇格」。当然だろ、とみんなに鼻で笑われるのですが、今回ばかりは以下のような理由でホントにびくびくしてました。
①開幕戦なので、昨年まで高校生だった強い子が誤って混入されている可能性があり、大変未知数
②今年から学連のインカレ出走人数の制限に伴い、強豪校でRCSに出ていなかった選手たちがクラス3から出走する
というわけで、しっかりアップしてスタートオイルまで塗って、結構な緊張感の中出走。
なんだか調子が悪くて、パールイズミのパッドが合ってない感じで尻の位置が定まらない。毎回スプリントになるので一着を取るが、いつもの感じでNP330wになるような強度に対応できるかというとそうではなさそうな調子。
そんなこんなで周回を重ねていると、段差をきっかけにチェーンリング周辺から嫌な音がし始めて止まらなくなった。FDがずれた!?らしい。
今まで走行中にFDがずれることなんてなかったのだが。。前日の夜もなんだか胸の虫が騒いだので増し締めしたし。。
なんとかニュートラルを認めてもらえて宮本先輩のバイクで再出走。ハンドルが近いので下ハンでもがけないが、何とか毎周回一着を取って、危なげなく優勝。
どんなにレベルの高くないレースでも優勝というのはなかなかできないので、勝ったときくらいガッツポーズしておく。
来年の新歓にむけての素材にするという目的もある。
GVAの2017パリルーべのコピーだけど、やっぱり全力を出し切った後の渾身のガッツポーズじゃないと見栄えしないな。
2日目はクラス2出走。
目的はもちろん2日連続の昇格だけど、スプリントにして勝つのはつまらないので見せ場を作りたいとも考えながら出走。
クラス2に昇格した時点で、学生の全日本クラスの試合は出られることが決まっているので、クラス1に上がるのはいつでもいいし、来週の全日本学生クリテのシングル順位で昇格する方が確率が高いうえに、今日をトレーニングと割り切って荒らせるので一石二鳥。
飯山は開幕戦ということもあり最初の数周はバイクペーサーがあるので、このうちは先頭にでても空気抵抗の不利がない。朝日大学が10人出走しているので、チームプレイを封じるためにバイクペーサーのうちにペースをガンガン上げて脚を削っておきたいところ。
そして出走、快調に攻めていたのだが、バイクペーサーが4周で離脱。あれ?10分じゃないの?
おかげで縦長にはなっているが、全然集団を絞れなかった。
その後は、朝日vs日大の構図のメイン集団の中で休みながら展開する。1時間そこそこのレースでNPが290wなのでかなりゆっくり。少なくともベルギー帰りの自分には止まっているように感じるし、密度も低くて風下に入り放題で超快適。ベルギー効果、でてます!
日大と朝日双方が乗る逃げは自分でブリッジしたりつぶしたりし、片方しか乗っていない逃げは乗っていない方の大学に追わせたりして効率的に展開して、ラスト2周。あ、同じ組で出走していた宮本先輩が要所でアシストしてくれて大変助かった。自分の昇格のために動いてくれて良いのに!宮本さんありがとうございます。
最終局面、京都産業の溝口選手のアタックをきっかけにペースの上がったメイン集団から日大の選手がアタックし4人抜け出すも、日大が速くて中切れがおきて一人で行っているのが見える。これは危ない!
ほぼ直感で勝手に足が動いて追っていた。そして二人になって、後ろを見ると横に広がってけん制気味になっているのが見えたので、「回そう!」と声をかけてガン踏み開始。ワンローテでサインを出したら日大がいなくなっていた。
さあ、ここの判断が大事だ。集団はまだ離れているが、朝日がトレインを組んでいるのは見える。しかし、脚を使ってしまった状態でのこり1.5km、1分30秒後のスプリントで万全の朝日トレインをおさえこめるか?
ノーだと思ったので、単独逃げを決意。
全開で踏んだが、ラスト500mで吸収され、ジエンド。
優勝は万全のトレインから飛び出した栗山君。日大と朝日の出走人数が多いなかで、それを利用したうまいレース運びができたと思うが、最後になかば行かされるような形で抜け出してしまったのが敗因。
順当にスプリントすれば勝てるレースだったと思うが、展開と判断に間違いはなかったと思うので、これはこれでヨシとしよう!
来週は強豪ぞろいの全日本学生クリテ、そして1000kmの移動を経て翌日が実業団の東日本ロードクラシック。
ハードな日程だけど、調子は良いのでどんな結果を出せるか楽しみ。
飯山でせっかく2日間追い込めたので、ついでに月火の全休を使って2日間追い込みを行った。足ガクガク。しっかり休んで週末に備えます。
応援よろしくお願いします!
写真提供:飯井先輩
TRS#1・チャレンジロード
日本に帰ってきてから最初のレースの週末でした!
土曜日は学連のベロドロームで行うTRS、日曜日は日本CSC5kmサーキットで行うチャレンジロードでした。
前日の金曜日から部車が出る日吉に前泊、修善寺に宿は取らずに、土日とも通いで参加しました!(コスト削減!)
土曜日のTRSは、個人追い抜き、団体追い抜き、ポイントレースに出場。個人追い抜きで自己ベスト、団体追い抜きも今できる中でのベストは尽くしましたが、ポイントレースは散々な結果でした。
昨年学連に所属しなかった僕はクラス2という第二カテゴリーでの出走で、優勝しての昇格を狙っていたのですが、一点差で2位となり昇格できませんでした。
敗因は、逃げの展開を狙ってアタックを繰り返したものの決まらず、毎ポイント周回でスプリントの展開になり、うまく点を取ることができなかったことですが、その日の展開をすぐに見極めて方針を修正することができず、課題の残るレースとなりました。
翌日のチャレンジロードは、本来苦手とするレースでしたが、昨年逃げ回って10位となり自信がついて、今年は積極的な動きや優勝を狙っていたレース。
純粋なクライマーには終盤の勝負どころで劣ってしまうので、先に逃げを打っておいて後ろから合流した本命選手たちに食らいつく作戦(去年と同じ!)。
ベルギー帰りということもあり、身体がとてもよく動いて、前半6周に計4回、逃げを作る動きをしましたが、今年は京都産業大学や中央大学が逃げに乗ろうとせず、集団が活性化して徒労に終わってしまいました。
こうなってしまってはなすすべが無く、集団に戻ったタイミングで本命が動くアタックになり、これについていくことができず、勝機をみすみす逃してしまいました。
ベルギーで頭を使うレース運びを心がけてきたつもりですし、レース中はかなり冷静に運んだつもりだったのですが、蓋を開けてみれば無駄足だらけ。迷走しないようにしたいと思っているので、少し単純に考えられるようにリフレッシュしたいと思います。
しかし、ベルギーで登りの練習をほとんどしていなかったにもかかわらず、昨年より終始余裕があり、体もうまく使えていて、現に昨年のレースNPが306wだったのに対して、今年は317wだったことなどからも、自身の成長が伺えました。
ただパワーが出せても、要所でそれを使えないと意味がない。なので、今後本命となる全日本のつくレースまでに微調整を繰り返し、展開力を磨いていきたいと思います。
慶応ジャージになったのに、変わらず温かい声をかけて下さった方々、有難うございます!
また、今年の活動を支えてくれているエヴァディオの自転車は、集団の中でも一段と存在感があるように自分でも感じられ、気に入っています。性能も言うことなし、最高です!
一周目のアタック。三井至さんより。
来週は初めて出場する大磯クリテリウムです。楽しみです!応援よろしくお願いします!
帰国。〜日本国内で強くなるためには〜
帰国しました!
32日間、人生最長級の遠征で、初海外で、生活環境も何もかも変わる中、まずは体調を崩さなかったこと、怪我をしなかったこと、自分を褒め称えたいと思います。よくやった自分。
そして何より、自転車競技の本場ベルギーで実際にレースを走って、ものすごく刺激になったし、自分の何が通用するのか、足りないものが何なのか、はっきりしたような気がします。
正直、ベルギーに来るまでは、日本国内で競技をしているだけでも、意識次第でヨーロッパでも通用する選手になれると思っていました。
でも、日本では起こり得ないレース展開が当たり前に起こるベルギーのケルメスを目の当たりにして、やっぱりこういうのも必要だな、と思いました。
最近は日本にも、ケルメスに通じるような良いレースが沢山行われるようになってきました。大磯クリテリウムや、AACAなど。
でも、レース展開だけじゃなくて、レースの中で脚を貯めるテクニック、展開を読む力、といった類のものは、まず、「自分よりうまくレースを走っている人がいる」ことから始まり、それに「気づく」ことが最も重要で、さらに「学び改める」ことで向上していくんだと思います。
展開が本場に近くなっても、あれほど集団の中でうまく休んでうまくレースを運べる日本人は、ホビーレースではなかなかいません。
東京ヴェントスのトム選手などはヨーロッパでの経験が豊富なので、日本人選手の下手なところに逐一「気づいて」、ブログで指摘してくれています。
日本にも、数少ないながら、うまくレースを走れる選手がいます。そういう選手を見て、何が自分と違うのか、学び吸収する「姿勢」「意欲」。日本国内だけでレースを走って強くなりたいと思うなら、まずそれを持つことが一番大事だと感じました。
ちょっと真面目に感じたことを書きました。まだ高速バスの中です。家に帰るまでが合宿なので、この先も最後まで気を抜かずに帰ります。それでは!
第8戦ゴール
ベルギー遠征31日目
今日は、自分が選ばれなかったU23ヘントウェベルヘムの観戦をしてきました。
ネイションズカップはやはり、レース前の雰囲気がまず、ケルメスとは違います。ピリピリしているし、各選手真顔。ケルメスで、出走1分前までおじさんたちが今にもお酒を飲みだしそうな顔でにこやかに会話を交わしているのとはわけが違います。
といっても、ケルメスもきついけど。笑
レースは序盤からまさきさんが逃げ、日本勢は後ろの位置どり。
チームカーに乗ってレースを見させていただき、(アジア戦のまさきさんの優勝のおかげで)車列の一番前で、浅田さんの運転する助手席で展開に関する話を聞き、良い経験になりました。
ベルギー人の攻撃!日本に100のダメージ!
チームウィギンス。かっこよい。
ゴールも見ていましたが、迫力がえげつない。
今回は選考から漏れてしまいましたが、自分もここで勝負したい、という感情がふつふつと湧き上がってきました。
日本帰って自転車頑張るぞ!
ベルギー遠征30日目
ここ数日どたばたしていて遅れましたが、レースレポートです!
距離:6.8km×15周、113km
出走人数:100人くらい
順位:47位
天気:はれ、少し横風
内容:最終戦なので、過去7つの試合で得てきたレース勘、位置取りを信じて、踏むところでは思い切って踏んでいくことを決めてレースにのぞんだ。
最初2周の落ち着いたペースから、4周目にかけてアタックの打ち合いになり、中切れの形で30人が抜け出して、自分は前に残れた。
しかしちょっとした上り区間とその後のワインディングで前がペースダウンしてしまい、後ろと合流。それとほぼ同時くらいのタイミングで前でもう一度アタック合戦の動きになり、3名が先行したところに14名が合流する形で17人が先行する。
今から思うと、どうしてこの動きに乗れなかったのかわからない。限界まで追い込むほどきつくもなかったし、前の動きは見えていた。アタックに反応できないほど密度が高かったわけでもないし。。抜け出して集団に吸収された時点で気が緩んでいたあらわれだろうか。
最終戦に至っても、ここは失敗だった。
その後、この動きに乗っかるべく3人で抜け出していたところにMAZDAが合流。4人で一周強追走したものの、前が速すぎて追いつかず、あきらめムードになって集団に一度戻る。
その後もアタックはあったがまとまった追走にならず、今日はスプリントしようかな、という気持ちでラスト2周を迎えた。
そこで今日2つめの失敗が訪れる。ラスト2周に入って再び集団が活性化して、前15人ほどが抜け出している。松田がこれに乗っていたが自分もこれに乗らなければ話にならない。
慌てて追走の動きを見せ、4人で抜け出したが、周りの3人が強すぎてうまく回れない。
散々怒鳴られ、Japと笑われ、ここから遅れてしまう。
結局後ろの集団の前の方でゴールした。
最後のレースなので後悔しないように動こうと思っていたが、結局勝負どころを2回とも逃す結果に終わってしまった。
追走の動きを自分の脚で2回作ったところは自分でも評価できるが、やはりそもそも自ら脚を使って追走しなければいけない状況になっている時点でミスである。
ベルギーで8レースを走ってきて、位置取り、展開を読む力は着実に向上したし、日本のホビーレースならば、こちらでベルギー人にコテンパンにされた方法で自分が展開を作ることもできると思う。
しかし、最後までベルギーでの課題を克服することはできなかったので、日本にこの課題は持ち帰って、日本の全日本クラスのレースで、楽に集団内で位置どること、逃げに乗ること、逃げを作ること、その上でスプリントで勝つことができるように練習に励みたい。
(C)JCF
松田と追走。