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今日も明日も日本のどこかでサドルにまたがる、慶應医学部2年生。U23ロードナショナルチーム。宜しくお願いします!

TRS#1・チャレンジロード

日本に帰ってきてから最初のレースの週末でした!

 

土曜日は学連のベロドロームで行うTRS、日曜日は日本CSC5kmサーキットで行うチャレンジロードでした。

 

前日の金曜日から部車が出る日吉に前泊、修善寺に宿は取らずに、土日とも通いで参加しました!(コスト削減!)

 

土曜日のTRSは、個人追い抜き、団体追い抜き、ポイントレースに出場。個人追い抜きで自己ベスト、団体追い抜きも今できる中でのベストは尽くしましたが、ポイントレースは散々な結果でした。

 

昨年学連に所属しなかった僕はクラス2という第二カテゴリーでの出走で、優勝しての昇格を狙っていたのですが、一点差で2位となり昇格できませんでした。

 

敗因は、逃げの展開を狙ってアタックを繰り返したものの決まらず、毎ポイント周回でスプリントの展開になり、うまく点を取ることができなかったことですが、その日の展開をすぐに見極めて方針を修正することができず、課題の残るレースとなりました。

 

翌日のチャレンジロードは、本来苦手とするレースでしたが、昨年逃げ回って10位となり自信がついて、今年は積極的な動きや優勝を狙っていたレース。

 

純粋なクライマーには終盤の勝負どころで劣ってしまうので、先に逃げを打っておいて後ろから合流した本命選手たちに食らいつく作戦(去年と同じ!)。

 

ベルギー帰りということもあり、身体がとてもよく動いて、前半6周に計4回、逃げを作る動きをしましたが、今年は京都産業大学中央大学が逃げに乗ろうとせず、集団が活性化して徒労に終わってしまいました。

こうなってしまってはなすすべが無く、集団に戻ったタイミングで本命が動くアタックになり、これについていくことができず、勝機をみすみす逃してしまいました。

 

ベルギーで頭を使うレース運びを心がけてきたつもりですし、レース中はかなり冷静に運んだつもりだったのですが、蓋を開けてみれば無駄足だらけ。迷走しないようにしたいと思っているので、少し単純に考えられるようにリフレッシュしたいと思います。

 

しかし、ベルギーで登りの練習をほとんどしていなかったにもかかわらず、昨年より終始余裕があり、体もうまく使えていて、現に昨年のレースNPが306wだったのに対して、今年は317wだったことなどからも、自身の成長が伺えました。

 

ただパワーが出せても、要所でそれを使えないと意味がない。なので、今後本命となる全日本のつくレースまでに微調整を繰り返し、展開力を磨いていきたいと思います。

 

慶応ジャージになったのに、変わらず温かい声をかけて下さった方々、有難うございます!

また、今年の活動を支えてくれているエヴァディオの自転車は、集団の中でも一段と存在感があるように自分でも感じられ、気に入っています。性能も言うことなし、最高です!



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一周目のアタック。三井至さんより。

 

来週は初めて出場する大磯クリテリウムです。楽しみです!応援よろしくお願いします!

帰国。〜日本国内で強くなるためには〜

帰国しました!

 

32日間、人生最長級の遠征で、初海外で、生活環境も何もかも変わる中、まずは体調を崩さなかったこと、怪我をしなかったこと、自分を褒め称えたいと思います。よくやった自分。

 

そして何より、自転車競技の本場ベルギーで実際にレースを走って、ものすごく刺激になったし、自分の何が通用するのか、足りないものが何なのか、はっきりしたような気がします。

 

正直、ベルギーに来るまでは、日本国内で競技をしているだけでも、意識次第でヨーロッパでも通用する選手になれると思っていました。

でも、日本では起こり得ないレース展開が当たり前に起こるベルギーのケルメスを目の当たりにして、やっぱりこういうのも必要だな、と思いました。

 

最近は日本にも、ケルメスに通じるような良いレースが沢山行われるようになってきました。大磯クリテリウムや、AACAなど。

でも、レース展開だけじゃなくて、レースの中で脚を貯めるテクニック、展開を読む力、といった類のものは、まず、「自分よりうまくレースを走っている人がいる」ことから始まり、それに「気づく」ことが最も重要で、さらに「学び改める」ことで向上していくんだと思います。

 

展開が本場に近くなっても、あれほど集団の中でうまく休んでうまくレースを運べる日本人は、ホビーレースではなかなかいません。

 

東京ヴェントスのトム選手などはヨーロッパでの経験が豊富なので、日本人選手の下手なところに逐一「気づいて」、ブログで指摘してくれています。

日本にも、数少ないながら、うまくレースを走れる選手がいます。そういう選手を見て、何が自分と違うのか、学び吸収する「姿勢」「意欲」。日本国内だけでレースを走って強くなりたいと思うなら、まずそれを持つことが一番大事だと感じました。

 

ちょっと真面目に感じたことを書きました。まだ高速バスの中です。家に帰るまでが合宿なので、この先も最後まで気を抜かずに帰ります。それでは!
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第8戦ゴール

ベルギー遠征31日目

今日は、自分が選ばれなかったU23ヘントウェベルヘムの観戦をしてきました。

 

ネイションズカップはやはり、レース前の雰囲気がまず、ケルメスとは違います。ピリピリしているし、各選手真顔。ケルメスで、出走1分前までおじさんたちが今にもお酒を飲みだしそうな顔でにこやかに会話を交わしているのとはわけが違います。

 

といっても、ケルメスもきついけど。笑

 

レースは序盤からまさきさんが逃げ、日本勢は後ろの位置どり。

チームカーに乗ってレースを見させていただき、(アジア戦のまさきさんの優勝のおかげで)車列の一番前で、浅田さんの運転する助手席で展開に関する話を聞き、良い経験になりました。


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ベルギー人の攻撃!日本に100のダメージ!


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チームウィギンス。かっこよい。

 

ゴールも見ていましたが、迫力がえげつない。

今回は選考から漏れてしまいましたが、自分もここで勝負したい、という感情がふつふつと湧き上がってきました。

 

日本帰って自転車頑張るぞ!

 

ベルギー遠征30日目

ここ数日どたばたしていて遅れましたが、レースレポートです!

 

距離:6.8km×15周、113km

出走人数:100人くらい

順位:47位

天気:はれ、少し横風

内容:最終戦なので、過去7つの試合で得てきたレース勘、位置取りを信じて、踏むところでは思い切って踏んでいくことを決めてレースにのぞんだ

 

最初2周の落ち着いたペースから、4周目にかけてアタックの打ち合いになり、中切れの形で30人が抜け出して、自分は前に残れた。

しかしちょっとした上り区間とその後のワインディングで前がペースダウンしてしまい、後ろと合流。それとほぼ同時くらいのタイミングで前でもう一度アタック合戦の動きになり、3名が先行したところに14名が合流する形で17人が先行する。

 

今から思うと、どうしてこの動きに乗れなかったのかわからない。限界まで追い込むほどきつくもなかったし、前の動きは見えていた。アタックに反応できないほど密度が高かったわけでもないし。。抜け出して集団に吸収された時点で気が緩んでいたあらわれだろうか。

終戦に至っても、ここは失敗だった。

 

その後、この動きに乗っかるべく3人で抜け出していたところにMAZDAが合流。4人で一周強追走したものの、前が速すぎて追いつかず、あきらめムードになって集団に一度戻る。

その後もアタックはあったがまとまった追走にならず、今日はスプリントしようかな、という気持ちでラスト2周を迎えた。

 

そこで今日2つめの失敗が訪れる。ラスト2周に入って再び集団が活性化して、前15人ほどが抜け出している。松田がこれに乗っていたが自分もこれに乗らなければ話にならない。

 

慌てて追走の動きを見せ、4人で抜け出したが、周りの3人が強すぎてうまく回れない。

散々怒鳴られ、Japと笑われ、ここから遅れてしまう。

 

結局後ろの集団の前の方でゴールした。

 

最後のレースなので後悔しないように動こうと思っていたが、結局勝負どころを2回とも逃す結果に終わってしまった。

追走の動きを自分の脚で2回作ったところは自分でも評価できるが、やはりそもそも自ら脚を使って追走しなければいけない状況になっている時点でミスである。

 

 

ベルギーで8レースを走ってきて、位置取り、展開を読む力は着実に向上したし、日本のホビーレースならば、こちらでベルギー人にコテンパンにされた方法で自分が展開を作ることもできると思う。

しかし、最後までベルギーでの課題を克服することはできなかったので、日本にこの課題は持ち帰って、日本の全日本クラスのレースで、楽に集団内で位置どること、逃げに乗ること、逃げを作ること、その上でスプリントで勝つことができるように練習に励みたい。

 


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(C)JCF

松田と追走。

ベルギー遠征29日目

今日も回復走でした!


インスタ蠅しそうな橋。


で、決めポーズのしょーい。


じぶんも。手に持ってるのは帰りに買い出しで買った朝食用ミューズリー

明日はここで最後のレースです。自分が持つ全てをぶつけてきます!

ベルギー遠征28日目

次は帰国前最後のレース。

 

 

アタックを打つ、つかまる、打つ、つかまる、みんな疲れてきたな、そろそろ決まるな、打つ、決まる。。。

 

こっちのレースはみんなが逃げを決めたがっているところが日本とは根本的に違う。だからこそ、どのアタックが決定的に逃げになるのか、レースを読む力、選手の力を見極める力、広い視野が必要になる。

 

日本に帰ってレースを走って成長を見極めるのが楽しみ。

とはいえ、日本では一人アホみたいにアタックしてても、捕まってスプリントで埋もれるだけだろうけど。

走るレースの地域によって、レース展開も全く違う。走るレースごとにそのペロトンの雰囲気を読み取って動き方を変えなければいけない。

だから自転車競技は面白い。

 

 

あ、すいません。回復走中にそんなこと考えてました。

 


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中川とカフェに行きました。

 

U23ヘントウェベルヘムには出走しないことになりました。その代わり、土曜日にあるレースはベルギーのケルメスの中でも最多出走人数、最長距離、最高カテゴリらしいです。

 

実は今ベルギーにいるメンバーの中で、唯一風邪、怪我なく、予定されたすべてのレースに出走することができています。最後まで気を抜くことなく、元気に日本に帰るとともに、今までの7戦で少しだけ成長した分で、ベルギー人にぶち当たって来たいと思います。応援よろしくおねがいします。