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今日も明日も日本のどこかでサドルにまたがる、慶應医学部2年生。U23ロードナショナルチーム。宜しくお願いします!

帰国。〜日本国内で強くなるためには〜

帰国しました!

 

32日間、人生最長級の遠征で、初海外で、生活環境も何もかも変わる中、まずは体調を崩さなかったこと、怪我をしなかったこと、自分を褒め称えたいと思います。よくやった自分。

 

そして何より、自転車競技の本場ベルギーで実際にレースを走って、ものすごく刺激になったし、自分の何が通用するのか、足りないものが何なのか、はっきりしたような気がします。

 

正直、ベルギーに来るまでは、日本国内で競技をしているだけでも、意識次第でヨーロッパでも通用する選手になれると思っていました。

でも、日本では起こり得ないレース展開が当たり前に起こるベルギーのケルメスを目の当たりにして、やっぱりこういうのも必要だな、と思いました。

 

最近は日本にも、ケルメスに通じるような良いレースが沢山行われるようになってきました。大磯クリテリウムや、AACAなど。

でも、レース展開だけじゃなくて、レースの中で脚を貯めるテクニック、展開を読む力、といった類のものは、まず、「自分よりうまくレースを走っている人がいる」ことから始まり、それに「気づく」ことが最も重要で、さらに「学び改める」ことで向上していくんだと思います。

 

展開が本場に近くなっても、あれほど集団の中でうまく休んでうまくレースを運べる日本人は、ホビーレースではなかなかいません。

 

東京ヴェントスのトム選手などはヨーロッパでの経験が豊富なので、日本人選手の下手なところに逐一「気づいて」、ブログで指摘してくれています。

日本にも、数少ないながら、うまくレースを走れる選手がいます。そういう選手を見て、何が自分と違うのか、学び吸収する「姿勢」「意欲」。日本国内だけでレースを走って強くなりたいと思うなら、まずそれを持つことが一番大事だと感じました。

 

ちょっと真面目に感じたことを書きました。まだ高速バスの中です。家に帰るまでが合宿なので、この先も最後まで気を抜かずに帰ります。それでは!
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第8戦ゴール

ベルギー遠征31日目

今日は、自分が選ばれなかったU23ヘントウェベルヘムの観戦をしてきました。

 

ネイションズカップはやはり、レース前の雰囲気がまず、ケルメスとは違います。ピリピリしているし、各選手真顔。ケルメスで、出走1分前までおじさんたちが今にもお酒を飲みだしそうな顔でにこやかに会話を交わしているのとはわけが違います。

 

といっても、ケルメスもきついけど。笑

 

レースは序盤からまさきさんが逃げ、日本勢は後ろの位置どり。

チームカーに乗ってレースを見させていただき、(アジア戦のまさきさんの優勝のおかげで)車列の一番前で、浅田さんの運転する助手席で展開に関する話を聞き、良い経験になりました。


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ベルギー人の攻撃!日本に100のダメージ!


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チームウィギンス。かっこよい。

 

ゴールも見ていましたが、迫力がえげつない。

今回は選考から漏れてしまいましたが、自分もここで勝負したい、という感情がふつふつと湧き上がってきました。

 

日本帰って自転車頑張るぞ!

 

ベルギー遠征30日目

ここ数日どたばたしていて遅れましたが、レースレポートです!

 

距離:6.8km×15周、113km

出走人数:100人くらい

順位:47位

天気:はれ、少し横風

内容:最終戦なので、過去7つの試合で得てきたレース勘、位置取りを信じて、踏むところでは思い切って踏んでいくことを決めてレースにのぞんだ

 

最初2周の落ち着いたペースから、4周目にかけてアタックの打ち合いになり、中切れの形で30人が抜け出して、自分は前に残れた。

しかしちょっとした上り区間とその後のワインディングで前がペースダウンしてしまい、後ろと合流。それとほぼ同時くらいのタイミングで前でもう一度アタック合戦の動きになり、3名が先行したところに14名が合流する形で17人が先行する。

 

今から思うと、どうしてこの動きに乗れなかったのかわからない。限界まで追い込むほどきつくもなかったし、前の動きは見えていた。アタックに反応できないほど密度が高かったわけでもないし。。抜け出して集団に吸収された時点で気が緩んでいたあらわれだろうか。

終戦に至っても、ここは失敗だった。

 

その後、この動きに乗っかるべく3人で抜け出していたところにMAZDAが合流。4人で一周強追走したものの、前が速すぎて追いつかず、あきらめムードになって集団に一度戻る。

その後もアタックはあったがまとまった追走にならず、今日はスプリントしようかな、という気持ちでラスト2周を迎えた。

 

そこで今日2つめの失敗が訪れる。ラスト2周に入って再び集団が活性化して、前15人ほどが抜け出している。松田がこれに乗っていたが自分もこれに乗らなければ話にならない。

 

慌てて追走の動きを見せ、4人で抜け出したが、周りの3人が強すぎてうまく回れない。

散々怒鳴られ、Japと笑われ、ここから遅れてしまう。

 

結局後ろの集団の前の方でゴールした。

 

最後のレースなので後悔しないように動こうと思っていたが、結局勝負どころを2回とも逃す結果に終わってしまった。

追走の動きを自分の脚で2回作ったところは自分でも評価できるが、やはりそもそも自ら脚を使って追走しなければいけない状況になっている時点でミスである。

 

 

ベルギーで8レースを走ってきて、位置取り、展開を読む力は着実に向上したし、日本のホビーレースならば、こちらでベルギー人にコテンパンにされた方法で自分が展開を作ることもできると思う。

しかし、最後までベルギーでの課題を克服することはできなかったので、日本にこの課題は持ち帰って、日本の全日本クラスのレースで、楽に集団内で位置どること、逃げに乗ること、逃げを作ること、その上でスプリントで勝つことができるように練習に励みたい。

 


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(C)JCF

松田と追走。

ベルギー遠征29日目

今日も回復走でした!


インスタ蠅しそうな橋。


で、決めポーズのしょーい。


じぶんも。手に持ってるのは帰りに買い出しで買った朝食用ミューズリー

明日はここで最後のレースです。自分が持つ全てをぶつけてきます!

ベルギー遠征28日目

次は帰国前最後のレース。

 

 

アタックを打つ、つかまる、打つ、つかまる、みんな疲れてきたな、そろそろ決まるな、打つ、決まる。。。

 

こっちのレースはみんなが逃げを決めたがっているところが日本とは根本的に違う。だからこそ、どのアタックが決定的に逃げになるのか、レースを読む力、選手の力を見極める力、広い視野が必要になる。

 

日本に帰ってレースを走って成長を見極めるのが楽しみ。

とはいえ、日本では一人アホみたいにアタックしてても、捕まってスプリントで埋もれるだけだろうけど。

走るレースの地域によって、レース展開も全く違う。走るレースごとにそのペロトンの雰囲気を読み取って動き方を変えなければいけない。

だから自転車競技は面白い。

 

 

あ、すいません。回復走中にそんなこと考えてました。

 


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中川とカフェに行きました。

 

U23ヘントウェベルヘムには出走しないことになりました。その代わり、土曜日にあるレースはベルギーのケルメスの中でも最多出走人数、最長距離、最高カテゴリらしいです。

 

実は今ベルギーにいるメンバーの中で、唯一風邪、怪我なく、予定されたすべてのレースに出走することができています。最後まで気を抜くことなく、元気に日本に帰るとともに、今までの7戦で少しだけ成長した分で、ベルギー人にぶち当たって来たいと思います。応援よろしくおねがいします。

ベルギー遠征27日目

レースレポです!!

 

レース名:よくわからず

距離:11km×11周, 121km

出走人数:100人くらい

結果:4周パンク

 

内容: 前回のレースで積極的に動いたことによってちぎれて終わってしま ったので、 今回は横風の影響を受けやすいこともあり集団の前で展開して集団 に生き残ることを第一に考え、 決定的な動きには反応していくことを目的にした。

 

1,2周目は集団が穏やかだったが、 前ではアタックがかかり続ける展開。2周目の最後に、 中川が抜け出した後に5人が抜け出してから、 わらわらと前へのブリッジがかかり続ける。 集団が活性化しているうちは追いつく可能性があるので、3周目は これを傍観。4周目に入って前が10人超に膨れ上がっているのが 見え、少し集団があきらめムードになったので、 ここが最終便だと思って追走アタック。先に前を追っていた3人と 、自分含む4人が合流して7人の追走になったが追いつかず、 集団に引き戻されて蓋をされてしまった。

 

そのあとは、 集団前方で展開して中切れのリスクを最小限に収めることに努めた 。4周目の上り横風の区間で前が割れたので、 ここで詰めないと中切れになると直感して全力で詰めに行ったが、 しばしギャップが空いたものの下りでまとまってしまって決定的な 動きにはならなかった。

 

その後、5周目で路上の大きなギャップに前輪を取られ、 あわやハンドルから手が外れて落車という状況だったがなんとかこ らえたものの、2,3kmを走って前輪パンク。

 

いつも以上にパワーが出ていた割に主観的なきつさは低く、 調子が良かっただけに悔しい。

パンクした人間の常套句ではあるが、 今日は集団に残れたと思うので、 自分がどこまで通用するのか試せなかったのは心残りだ。

自分はU23ヘントには出ないことになったので、 土曜日の一戦がベルギーでの最後のレースとなる。ここまで7レー スを走ってきて得てきたものをぶつけて好成績を狙うとともに、 ここで体調を崩したりけがをしたりするとのこりのシーズンに大き く影響するので、ラストスパート気を付けていきたい。

 

ベルギー遠征26日目

今日はクルイスベルグというところの登りで2分走を2回刺激で入れて、あとは回復走でした!

明日がレースなので気合い入れていきます。調子も悪くなさげ。


次世代のアンダーを担う漢、showy松田。

次世代のゆるキャラ、Ken中川。

気付いたら黒ずくめだったカケ。

ベルギーは晴れると空が低くて本当に気持ちが良いです。
明日頑張るぞ!