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アウター×トップ=無限大!-kakemedroad-

今日も明日も日本のどこかでサドルにまたがる医学生のブログ。東京ventos所属。

子供たちの自転車の祭典、RCS!

お久しぶりです。生きてます。

 

ゴールデンウィークの思い出?自転車ですね。自転車しか乗りませんでした。f:id:kakemedroad:20170509113907j:image

休日さえあれば自転車にまたがる生活で嫌にならないの?と友達にはよく聞かれますが、別に全然苦痛ではないというか、自転車に乗るのが当たり前ですね。ドMなのか、二戸監督に調教されきってしまったのか、どちらかでしょう。

 

というわけで、今日はGWの最終日に手伝いに行ったランバイクの全国大会の話です。

 

そもそもランバイクとは??

 

2歳から8歳くらいまでの子供が乗る、ペダルのついていない、地面を足で蹴って進むタイプの自転車のことで、近年「ストライダー」の爆売れによって急速に日本でも人気が出ているスポーツです。300~400mくらいのくねくねと曲がりくねったテクニカルコースを、一斉にスタートを切った12人の子供たちが力いっぱいかけていって着順を競います。

 

今回はその日本最高峰の試合、RCS(ランバイク・チャレンジ・シリーズ)の第6戦で、富士山が見守る富士スピードウェイ駐車場にて華やかに行われました。ロードレースでいうところのjprotourみたいなもんです。f:id:kakemedroad:20170509113937j:image

 豪華なトロフィー!

 

実はランバイクの試合のお手伝いに行くのは初めてではなく、2回目なのですが、今回は全日本クラスの試合ということで、盛り上がり、注目度、運営の盛り上げなどすべてが別格で、手伝っているこちらも思わず子供たちが繰り広げるドラマにくぎ付けになってしまいました。

 

超!緊張の7・8歳クラス決勝のスタート前です。

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途中、出店を開かれていた方にランバイクの機材のお話を聞きました。

 

「これって、いくらくらいするんですか?」

「そうだねえ、熱心な親御さんだと20~30万円くらいかなあ。フレームは1~2万円。スチールとアルミがあるんだけど、子供たちの体重に対してフレームの重量は大人の乗るロードバイクより大きく影響するから、素材の違いは大きいね。」

 

汗汗。実際、会場にはフルカーボンフレームまで置かれていました(値段はオープンプライスでした)。ロードバイクと同じ、機材スポーツみたいです!

 

「何が一番高いんですか?」

「ホイールかな。手組するんだけど、通常はランバイク用の76mmハブを使うけど、うちではロードのフロントと同じ96mmハブで横剛性を上げてるよ。スポークの傾きがきつくなる分破断のリスクもあるけど、子供たちに乗り味聞くと全然違うみたいだね。9000dura-aceハブにカーボンリムで組んだ時は15万円くらいの販売価格になってしまった。」

 

「フォークをオフセットしたり、ホイールにバランサーをつけている子もいますね?」

「親御さんが自転車に詳しい場合は子供のランバイクも凝っていることが多いね。大人だと体のサイズの関係で実際に乗ってフィーリングを確かめることは難しいから、実際に子供に乗ってもらって、一番しっくりくるセッティングを模索したりするよ。」

 

んー!!ランバイクも奥が深い!中にはディスクホイールをはいていた子もいて、本当にこのランバイクにかける思いの強さが伝わってきました。

よーい。

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どん!

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正直僕もこの試合でランバイクというものに感銘を受けてしまって、来週自分たちが運営する立川ランバイクシリーズの第一戦も、絶対成功させなければ!!と責任を感じたところでした。

 

あれ??今僕さらっと大事なこと言いましたね?

 

そう。東京ventosがランバイクの試合を運営することになりました!!初戦は今週土曜日(5/13)、立川の大型ショッピングセンターIKEA屋上でめでたく行われます!!

リンクです!!http://www.tokyowonderrace.com/2017trs_ikea

 

今週末の予定が決まっていない方!!子供たちが大好きな方!!この記事を読んでランバイクに興味を持ってくださった方!!週末は立川IKEAで買い物がてらにランバイク観戦なんていかがですか??

 

というわけで、ランバイクの宣伝記事でした!本業のロードバイクも毎日頑張ってます!以上かけでした~。

 

 

驚きの白さ。ありがとう、君とピュアホワイト。

なんとなんと。僕みたいな人間にジャージを着る機会が来るとは思ってもみませんでした(少なくともシーズン始まるまでは)。

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驚きの白さ。ありがとう、君と(ry

 

宇都宮で7位、13位と悪くない成績でデビュー戦を終え、ピュアホワイトジャージを取りたいと思い始めて一か月。まさか本当にかなうとは。本当に、チームメイト、スポンサー様、応援してくれた皆さん、親、すべての人のおかげだと思います。感謝です。特に、インタープロのオーマィ!こと中田選手のファンの方。ありがとうございました。自分が呼ばれてるみたいで力になりました。これからはオーマェもよろしくお願いしますね!

 

レースレポートといっても時間が空いてしまっているので、day2だけ書きます。(以後である調)

 

出走前は総合成績10位につけていたので、ギリギリコールされて先頭でスタートが切れた。序盤は集団前方に位置し、スプリント狙いなので危険な逃げができないよう警戒しながら。チームメイトがチェックに入ってくれれば一番良いのだが、無限のチーム力があるわけではないので本当に危険だと判断すれば自分も動く構え。

序盤高木さんが逃げに乗ってくれてしばらく快適であったが、間もなく吸収。カウンターで2名逃げが決まるがこれはメンバー的に静観。キナンが集団のペースを極端に緩めたためタイム差が4分まで一気に開く。

 

ここで追走が決まる。ヴェントスとしてはこれに選手を送り込みたかったが、運悪く全員反応できるところにいない。追走が前と合流して大きな逃げになったら逃げきりの可能性がある。

高木さんの指示で伊藤さんが前に上がり、決して有力チームとは言えない3チームでのローテーションが始まる。前は有力チーム含む10人。ヤバいと思っていたが、伊藤さんが本当に強かった。タイム差を1分40秒まで3人で詰めた。

 

ここで再びキナンが出てきてふたをした時間帯があったが、マトリックスが集団狙いに切り替えたため鬼のようにペースが上がり、ついにラスト2周で逃げをキャッチ。ホット胸をなでおろした瞬間。

少しペースが落ち着いたところからマトリックスが行ったのが見えたが、昨日の感じからして吸収されるだろうと判断。そうでなくてももちろんゴール前2周で飛び出して逃げ切る脚は自分にはなかっただろう。

最終周はペースが速かったし、マトリックスもトレインを組んでガンガン牽いていたので、吸収された?と勘違い。心臓破りはシマノがトレインを組んで先頭を固め、自分は6番手。前回の宇都宮クリテ、群馬のday1からのフィードバックで、jproのスプリントは前からアシストが落ちてきてラインがふさがれることが多かったので、ラスト400mという付いてこられたら絶対集団に埋もれる場所からスプリント開始。

掛かりが良かったのと若干けん制が入ったのとで後ろが離れたのを確認。結果的に逃げ切りみたいな差がついて満を持してゴール。まあ、前に2人いたんですけどね。

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自分が意外とjproで戦えていることを素直に喜ぶ気持ちと、逃げ切ったホセ選手、土井選手の強さに僭越ながら悔しい気持ち両方を感じている。

しかし、正直ラスト3周は本当に苦しくて、エースを代わってもらうように頼もうか迷ったくらいのコンディションだった。AAAAというレートでだれもが狙っているこの一戦、やはり自分の快進撃もこれを前にしてはさすがに終わりかと覚悟した。

 

結果的に、それどころか真逆の結果になり、おそらく僕自身が一番驚いている。

決定的な逃げが吸収されたこと(これは半分は伊藤さん、半分はマトリックスの決断による運)、スプリントの早がけに牽制してくれたこと(運)、嬉しくて上位3人の中で一番派手なガッツポーズをしたこと(これも運、うん。)など、チームメイトのアシストと運に恵まれた結果だったと思う。

 

にしても、ピュアホワイトジャージを奪い取ったことは事実だし、個人ランキング3位につけていることも事実。いやー。重いですよ(本音)。

でも、元はと言えばjプロに揉まれてまともに走れるようになることを目標として飛び込んだ世界。肝心な一勝もまだあげられていない。

 

チャレンジャーはチャレンジャーのままで、気負うことなく、今まで通り今後の戦いに挑もうと思います。そんなオーマェの挑戦を応援してくださったら幸いです。いつかオーマィ!に負けんばかりのオーマェ!コールがもらえる日を夢見ています(聞き分けられるかは微妙です)!

 

ちなみに日曜日は家族で焼肉を食べて祝杯を上げて、そのあとはレポートのために徹夜しました...。大学の方も大変ですが全力で頑張ります!お読みいただきありがとうございました。

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写真:三井至氏より

 

レース前のモチベーション

おはようございます!もちろん、群馬行きの車内でブログを書いています。

 

今日は、レース日ということで、自分がレース前にメンタルを作るためにしている方法をお伝えします。

 

レースとは緊張するものです。(ましてや学校の試合でなく、jプロツアーの試合となればその緊張感たるや…まあそれは置いておきましょう汗)

ではそもそも、どうして緊張するのでしょうか? 落車するかもしれないから?普段の練習の成果が分かってしまうから?

 

僕は、人前に立たされるからだと考えています。人前で失敗はできない、かっこいいところを見せなきゃ…結果が悪かったらツイッターで報告できない…(それは僕だけですかね)

 

程よい緊張感は自律神経優位で体を戦闘モードに入れるのに効果的ですが、過度の緊張は、吐き気などのレースを走る上であまり良くない状況をもたらします。

 

自分も水泳をやっていた頃は、この過度の緊張に悩まされました。水泳では練習の結果がタイムという形ではっきり現れてしまうだけでなく、小さな試合であっても結構な観客が詰めかけ、1レースで泳ぐのは8人だけなので、その緊張は最初は半端ではありませんでした。

 

では、過度に緊張せず、落ち着いた適度な緊張感をもってレースに臨むには、どうすれば良いのでしょうか。

 

僕がレース前に取る行動で一貫しているものは、「リラックス」です。意外に思われるかもしれませんが、「リラックス」です。アップもせず出走30分前に着替え始めることも度々あり、チームメイトや監督から心配されるほどです。

アップをしないことに関してはおすすめはしませんが…(自分も時間さえあればアップしたいのですが、アップよりもリラックスのためにかける時間の方が優先順位が高いのです。大概レースの序盤に苦しい思いをします)

では、どうしてそれほどリラックスにこだわるのか、それは、「レース前になれば勝手に気合が入るから」です。過度の緊張に悩まされることのないよう、緊張感を調整します。

 

では、リラックスするためにどんな方法を取るのが良いでしょうか。僕が一番におすすめしたいのは「ヘラヘラすること」です。ヘラヘラするためには必ず相手が必要になります。チームメイト、競技会場で会う友人、家族、誰でも構いません。とにかくヘラヘラします。「ゆーてまだ15分ある。寝るわw」「全然やる気起きないww」「まあ勝つっしょw」余裕じゃなくても余裕を装います。

他人は自分を写す鏡だからです。ヘラヘラした自分を見てくれている相手の反応を自分が見ることで、たとえ自分が無理して発した言葉でも本当になります。目がパチクリしていても「眠い」と言ってみましょう。「レース前にそんなんで大丈夫なのかよwwおやすみ。」と言われれば、本当に眠くなります。こうして他人を介してリラックスします。

 

また、やはり音楽もおすすめです。レース前にヘラヘラできない(冗談でもやる気のなさそうな姿を見せられない人が応援にきている、本当に友達がいない、など)ときのために、自分は家でマッサージや、コーヒーブレイクの時間を取るときに聞く音楽をtake five(有名なジャズです)に決めています。これを学術用語では「条件付け」と言います。リラックスするときにとる何気ない行動を意識的にパターン化すると、逆にその行動をとることでリラックスできるようになります。「パブロフの犬」の実験は有名ですね。

 

この話題に興味をもってくださった方は、日本学生自転車競技連盟の学生委員長ブログ文武の道にいばらあり!③ 慇懃高校生、スライム系大学生になる!? | JICF.OFFICIALSにて僕のエッセイが3回にわたって連載されましたので、少し長いですがそちらも合わせてご覧ください。僕のレース前の精神構造がわかる締めくくりにしてあります。

 

それでは、ヘラヘラしながら群馬頑張ってきます!

 

 

 

頭が軽くなりました!

カケニスタの皆さん、お久しぶりです!(誰か風)

 

包み隠さず申し上げますと、なかなかに忙しくてブログどころではありませんでした!

 

さてそんな多忙な先週は、平日はここでいうには忍びない通常授業、課題、課題、課題!唯一土日だけ、めいいっぱい自転車に乗らせていただきました~。

 

まず土曜日。朝9時に大垂水峠のふもとに集合して、雛鶴、道坂、道坂反対側2回、爆速道志のチーム練。170㎞、なんと430tss!

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夜は、疲弊した脚を引きずりながら、水曜日に武蔵小杉駅で声をかけてくれた美容院のスタイリストさんに髪を切ってもらいに行ってきました!

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イケメン美容師さんに切ってもらってスッキリ。

武蔵新城駅徒歩7分くらい?

美容室 Hair Lounge EGO

さん。とてもおシャレな雰囲気で、心も頭も軽くしてもらいました!ありがとうございました!

 

日曜日は、甲武方面で、都民の森アプローチから入って甲武トンネルまでの上りと、アップダウン区間をペースでローリングしてからの大垂水峠裏アタック。こちらも良く追い込めました~。

そして午後は昭和記念公園に出向いて、サイクリングロードの見守り隊という役目を。

昭和記念公園内の桜、ほかの緑は本当にきれいで、心も体もリフレッシュ!皆さん、ママチャリやロードバイクなど思い思いの愛車で公園まで足を運んでいらっしゃるらしく、本当にたくさんの人がサイクルピクニックを楽しんでいました。途中数人に注意させていただきましたが、道路に出る際は周りをよく確認して、事故につながらないように安全に楽しみましょう!

そして夜は自転車をライトアップしながら、お気に入りのジャズを流して課題の仕上げ。

 

2日で710tss。よく追い込んで、充実した2日間でした。

次のレースは来週、群馬サイクルスポーツセンターにて行われるjprotour第3・4戦。多忙な中ですが、チームのオーダーをしっかりこなせるように調整したいと思います。精一杯走りますので、応援よろしくお願いします!

チャレンジロードU23レースレポート

タフなので、帰りの車の中でレースレポート書いちゃいます!レポートはめんどくさいので平叙文で失礼。

 

チャレンジロードU23 10位くらい?

 

修善寺のレースはかつて集団に残ったことがないので、今回競技人生初の修善寺表彰台を確保したく、その覚悟で臨んだ。ただし実際は、大学の講義が始まったことであまり練習できていなかったので、せめて先頭集団で完走するのがノルマだった。

 

チームメイトは伊藤さん、村田さん。2人とも登りがそんなに得意な選手ではないため、自分1人での位置どりが強いられるのは承知の上。

 

先頭に図々しく陣取りレース開始。クリートキャッチもうまくいき無事先頭で最初の登りに入る。ノーアップなのでペースが速く普段痛くならない筋肉が早速痛い。初めから逃げたい積極的な選手がいたので泳がせながらウォーミングアップ。

2周目に入って最初の登りでアタックがかかったのでついて行ったら流れで抜け出す。特にマーク選手とかはいなかったので誰かはわからないが、日大の沢田が逃げに入ったのは驚き。結局自分よりも前の順位でゴールしたのも驚き。おとなしくトラックやっといてくれ(ㆀ˘・з・˘)

さて、7人ほどで抜け出したがそんなペースが速くないので苦しくない。自分も特に逃げたくて抜け出した訳ではないのでそんなにガチでは牽かない。

それでも集団とは30秒ほど開いて、ペースで牽いていたら京産、日大の沢田、武山、自分の4人に絞れる。みんな登り遅いなとか思って余裕こいてたが、しばらくして集団に吸収される。

 

そこから新たな逃げができたのだが、某選手が下りで中切れを起こすせいで逃げに加わるタイミングが完全に遅れてしまう。結局15秒差くらいあるところから1周かけてペースでかなり追い込んで追いついてハアハア。回復に努めるも若干の累積疲労を感じながら周回を重ねる。集団とは1分40秒とのアナウンス。これでゴールまで行くのは確定的と思って少し脚を緩めたが、3分後には6人が35秒で追っているとの情報。運営さん、レース管理ちゃんとやってください。。

ともあれ、こうなってしまった以上は追走が追いついてきてアタック合戦になることは必至。できるだけ脚を貯めようとするが、なかなかに消耗していてアタック合戦についていける気はしない。

 

なにか優位に働くように行動を起こしたかったが、八方塞がりなす術なしなので、おとなしくアタック合戦の幕開けを待つ。この辺の微妙な心境の辛いこと辛いこと。

実際、1周なんとかついて行ってラスト1周の鐘は先頭集団で聞いたが、1号橋渡ってからの登りでちぎれ沢田と走る。

その後はガンタレして10位くらいでゴール。

 

感想

春の乗り込み、jprotourで戦うという覚悟のこもった練習の成果を実感した結果。10位だけど逃げ回ってレースを作っての結果なのでそんなに悔いはない。ただし、同じように序盤から動いていた武山、沢田よりも順位が悪かったのはいただけない。単独追走は結論から言えば無駄足だったが、あそこで行かないでもしも逃げきっていたらこれよりも悪い順位は確定的だったので最低限合格点の判断だった。

チャレンジロードはあくまでトレーニング。2週間後の群馬でピュアホワイトを獲得したい。岡さんは壁としては高いが胸を借りて立ち向かっていきたい。

 

応援ありがとうございました!

 

 

 

地域密着型プロスポーツチームの作り方を聞いてきました!

大学の授業も軌道に乗り始め、忙しくてブログの更新はおろか、本職の練習までなかなかできない日が続きました(シーズン大丈夫なのか、これ!)

 

解剖実習終わった帰り際、学部の友達に「ブログ読んでるよ!」と言われ元気付けられ、チャレンジロードの行きの車内でブログを書いている次第です。

 

さて、4/6の木曜日、川口メディアセブンで行われたあの栗村修さんの講演『地域密着型プロスポーツチームの作り方』を聞きにいってきました。

栗村修さんは今ではツアーオブジャパンの大会ディレクター、日本自転車普及協会の主幹調査役、またかつてよりjsportsの自転車ロードレース解説として活躍なさっている方ですが、もとは宇都宮ブリッツェンの監督を務められており、現在の地域密着型プロ自転車チームのブームの火付け役でいらっしゃいます。

 

東京ヴェントスは、正確には地域発信型プロスポーツチームですが、栗村さんの経験談は非常に参考になるだろうということで、自分の意思で参加することにしました。

 

講演では、宇都宮ブリッツェンの発足当時の実際の選手の給与の明細、予算組みのモデル、スポンサー集めのコツなど、かなり踏み込んだ話を聞くことができ、東京ヴェントスのこれからの活動にフィードバックできそうで大変役に立ちました。その中で今日は特に僕が気になった話をお伝えします。

 

宇都宮ブリッツェンの若手選手の給与。聞いたんですけど、僕の高校生時代のお小遣いと同額だったんです(我が家は一般家庭ですのでそれを元にお好きに推定なさってください)。もちろんチームの中には、バイトをしないでも自転車で生活していけるお金をもらっている選手もいたそうですが、ほとんどの選手は、バイトもしないと生活していけない額しかもらっていませんでした。

そして栗村さんは続けました。「たとえ、今の宇都宮ブリッツェンのように資金源豊かなチームで若手選手を雇うとしても、自分は彼らの給与は従来のままで良いと思う」と。十分な給与を支払うお金があっても、あえてあげない。なぜか。栗村さんはこのように説明なさっていました。

 

「若いうちから自転車に乗るだけでお金がもらえて、外に出ない生活(社会という意味です)をしていると、人間として必要な社会性が失われてしまう。これはエース級にも言えることで、社会に出ないうちに、自分がどういう人たちの支えがあって、自転車だけで生活できているのかということを忘れてしまう。そのうちにチームに対して不満を連ねるようになり、ろくな人間にならなくなってしまう。

また、自転車だけで生活しているエース級選手に、バイトで疲れている中、練習で食い下がるくらいの根性、実力がある選手でないと、将来的にエース級に成長していくことはできない。」

 

これは、まだ大学生という身分である私には衝撃的でした。確かに、学生ではなくなり自転車だけで生活していこうとする選手にとっては、自転車でが生活の全てであり、給与が自転車で間に合ってしまうと、本格的に自転車以外のコミュニティを失ってしまいます。人間的に卑屈に、独善的になってしまうのは、予想に難い話ではありません。

だからこそ、エース級の選手にも、チームで行うイベントには必ず出てもらうんだそうです。自分が何のおかげで自転車に乗れているのか、それをまず第一に念頭に置いてもらう。それはその時だけでなく、いつでも頭の片隅に置かせる。これだけで、選手として必要な人間性は最低限確保できる。

また、どんなに悪いコンディションでも、もとから自分より強いエース級の選手に勝つように練習をすることで、若い選手がどんどん強くなる。逆に強くならなければ、その選手は自転車選手となるのに必要なタフネスを持ち合わせていなかったということ。もとから自分より強い選手には負けて当然だし、だからこそ一回でも、まぐれでも喰い下がれれば、それが自信につながる。

 

そして、興味深いのは、栗村さんご自身も、自転車をプロとしてやるにあたり、副業をしていて練習時間が足りなくなるとは考えていらっしゃらなかった点です。プロ選手でも1日の練習時間は平均すると4〜5時間。残りの20時間の全部が全部回復に必要か?そんなことはない。

考えてみれば当たり前の話ですが、学業、バイトと自転車を両立している私にはこの言葉は大変励みになりました。

 

現状選手全員が給与をもらっていない東京ヴェントスですが、それを強豪チームに食い下がれない要因にしてはいけないと再確認し、機材や遠征費の補助をうけて走らせて頂いているありがたみと責任感をつねに胸に秘めつつ、レースを走らないといけないと感じました。

 

とまあ、良い感じの締めくくりになったところで、そろそろ修善寺に着くので、終わろうと思います。この講演についてはまだまだ参考になったところや深く考えさせられたところがあるので、おってご紹介していこうと思います。

 

チャレンジロードU23、黒にオレンジラインの中央線ジャージが目印です。応援よろしくお願いします!

 

 

学業との両立を考える。

長かった春休みも終わり、新学期が始まりました。

 

個人的な話でいうと、7年間通い続けた日吉キャンパスでの生活もついに終わり、信濃町キャンパスでの5年間の学生生活が幕を開きました。去年よりも「大学に入学した感」が強いのはきっとそのためでしょう。

 

昨年まで僕は学連で自転車をしていました。その意味で、学業と自転車を両立することは当たり前だと思っています。

 

Jprotourは、名の通りプロの集団なので、一部のホビーレーサーを除いて、自転車で給料をもらい、生活しているのが一般的です(バイトをしている方は少なからずいますが)。

そんな方々に対してどうやって胸を借りるか。

 

特に僕は、昨年学業と自転車とバイトを両立させることに一定の苦しさを感じたというのも、こうしてjproで走らせて頂いている理由の一つですが、今年jproに所属しているからといって、バイトを辞めるわけにもいきません。

 

実は、自分自身、答えを見つけているわけではありません。大学の遠い先輩でいらっしゃる最強ホビーレーサーの本は何度も読ませて頂いて、またブログも拝見して、その時間の使い方のうまさに感銘を受けています。今日は、学業と自転車を両立するためのスケジューリングについて語ります。

 

  1. バイトのこと
  2. 定期試験前のこと
  3. 試合のこと

 

1。バイトは、個人的な感覚では、週2が良いと思います。ただしその2日は、一日オフにする。学生は、通学で重い荷物を背負うこともあり、日頃の練習に加えて日々の生活でベースのtssがたまります。毎週平日に2回のオフを取っても、残り5日で700〜1000tss稼ぐことは、そう難しくありません。

土日は必ずロングに出かけるようにして、300〜400tss/日を確保したいところです。

なお、体を酷使するような、ハードなバイトは避けた方が良いでしょう。せっかくのオフに体を動かしたくありません。塾講師などの座ってする仕事、立つのが苦手でなければ、スーパーのレジなども良いと思います。僕は立つのがこの上なく苦手なので、塾講師か家庭教師しかしたくありません。時給も良いですしね。

 

2。定期試験前は、まとまった勉強時間を確保するために、練習をするのが一気に難しくなります。このあたりはひょっとすると社会人レーサーよりも忙しい部分かもしれません。僕個人はどちらかというと徹夜組なので、試験期間の前は練習量が限りなく0に近づきがちです。1週間乗らないことはざらにあります。しかし、今年はさすがに覚悟を決めているので(試験中も試合に出ます)、試験日程と自分の進捗を照らし合わせて、計画性のある勉強をする予定です。人間、無駄な時間というのはどれだけ削ったつもりでも出てくるものです。絨毯にこぼしたプロテインを取りきれないのと同じです。

 

3。なかには、ツールド熊野など、どうしても授業を切らないと参加できないものが存在します。他学部であれば、授業を切ることも容易なのかもしれません(違ったらすみません)が、医学部は授業をそう簡単には切れません(正確には、実習科目を切るのが大変です。講義科目は切れます)。

教授に頭を下げましょう。理解が得られない場合は、単位と、その試合で天秤にかけるしかありません。

個人的には、UCIレース以外で講義を切ってまで参加する必要はないと思っています。自転車選手としての出世に関係してこない試合に割く時間は土日は以外ありません。

 

どうでしたか?学生レーサーは資金的にも、時間的にも、苦しい戦いが強いられます。振り返ってみると当たり前のことしか言っていませんが、同じような境遇の学生レーサーにとっては一助になるのではないかと思い書きました。